施主になられる方へ
施主とは
「喪主」と「施主」の違いはおわかりになりますか?
「喪主」は耳慣れた言葉ですが、比べて「施主」という言葉はあまり聞き慣れないように思います。「喪主」とは遺族代表として、中心となって葬儀を取り仕切っていく役目の果たす人のことです。「施主」は、「布施する人」のことで、葬儀や法事の費用を負担する人のことをいいます。
一般的な葬儀の場合、喪主と同一人物であることが多いようですが、必ず「喪主」が「施主」を兼任しなくてはならないというわけではありません。たとえば、「喪主」が未成年、または高齢者であった場合、別の方が「施主」を務められることもあります。また、「喪主」と「施主」が違うケースとして「社葬」があげられます。「社葬」は企業の重要人物が亡くなった時に行われるもので、この場合は企業が「施主」として葬儀費用を負担し、遺族の代表が「喪主」となります。
葬儀の費用は決して安いものではありません。誰が費用の負担をするのか、それぞれのご家庭で事前に話し合いの場を設けておくことをおすすめいたします。また、最近では、特に「施主」として名前を出す必要はなくなってきているようです。
事前相談について
突然に、またはご病気などで前もって知らされていたとしても、ご家族を亡くされると精神的、肉体的な負担は計り知れないものがあります。そのような状態であっても大切なご葬儀について多くのことを決定をしていかなければなりません。しかし、長くご病気をされていた場合など、ご家族は看病で心身ともに疲れ果てていることが多く、葬儀についてきちんと考えることができません。そのため、故人をお送りしてから悔いを残してしまうことが多いようです。
「お別れ」を考えることはとてもつらいことです。かといって万一の場合、十分なお別れができなければ、後々もっとつらい思いをされることでしょう。
大和葬祭センターでは、そのようなつらいお気持ちを少しでも軽減できるように事前相談を承っております。大切な方との「お別れ」を考えなければいけない場合、事前にご葬儀の相談をされておくと、いざという時に精神的にも肉体的にもゆとりをもって行動することができます。
事前相談のメリット
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ご葬儀の基本的な流れや知識をわかりやすくご説明いたします。ご葬儀の知識をある程度、身につけておくことでいざというときに慌てることが少なくなります。事前に準備しておくものを用意しておけるので、ご葬儀当日も精神的にゆとりをもって行うことができます。
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ご葬儀に関する希望を心が落ち着いた状態できちんと伝えることができるため、葬儀が終わってから悔いが残るといったことになりません。ご提案のなかで納得のいかない部分がある場合、変更することが可能です。
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多くの方が、葬儀の際に最も頭を悩ませるのが費用のことだと思います。事前にお客様のご要望やご予算をお伺いすることで、内容を検討・決定、ほぼ正確なお見積もりを作成することができます。それにより、それぞれのご家族で費用負担についてあらかじめご相談しておくことが可能となり、費用面の不安が解消されます。
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葬儀を終えた後も、亡くなった方に関するさまざまな手続きが必要になります。 葬儀の後の手続きは、大きくわけて社会的なもの、供養に関するもの、法律的なものがあります。それぞれの手続きに関してわかりやすくご説明、またサポートも行っておりますので、あらかじめご相談も承ります。
「施主ノート」を差し上げています
当社では、事前相談でご来社いただいた方に「施主ノート」を差し上げています。施主ノートはご葬儀の内容や規模、費用、親族・会社関係・友人の連絡先リストをまとめておくもので、万が一の場合、必ず必要となる情報の一覧です。いざというときに施主・喪主になられる方が困らないように、ご家族間で共有、保管されておくことをおすすめいたします。
また、当社の施主ノートはご葬儀の流れや知識もまとめられているので、「施主必携マニュアル」としてもご利用いただけます。ぜひご活用ください。